アイスブレイク+α

ワークショップの冒頭に組み込むアイスブレイク、その後の本題へとつなぐ意味合いも持たせると、学びに広がりが生まれます。 では、どんな要素を含めたアイスブレイクがあるのか。 以下にまとめてみました。 ①多様性 ②視点を変える ③伝え方 ④受け取り方 ⑤情…

口に二画足すと?

めちゃめちゃ使い勝手の良い、それでいて誰に対しても簡単にできて(多分小2くらいからオッケー)、時間もかからないオススメのアクティビティを一つ。 「人と一緒に学ぶことの意味」に落とし込むこともできるし、実施後に調べ学習につなげることもできるし。 …

アイスブレイク雑感③

前回の投稿から7年の月日を経て...。 先日の土曜日に青木将幸さんをお招きして、仙台でアイスブレイクのワークショップを実施しました。 そこで、あらためて今の自分の考えやらを整理したくてここに書き記しておきます。 各種ワークショップを実施してるので…

自分が体験していないものを提供する時の視点

本を読んで、自身が体験していないアクティビティを使う場合に気をつけたいこと、あれこれ。 ①アクティビティそのものが目的になり、参加者のニーズや課題が蔑ろにされないようにする。 例:仲間づくり活動を行おうとしたが、そこに参加者のニーズはなく、む…

アクティビティの材料はそこかしこに

〜なんじゃもんじゃ編〜 本や自らが体験した既存のアクティビティをそのまま提供するスタイルももちろんありですが、アクティビティを自分なりにデザインする視点があると、様々応用できます。 ただ、どんな時でもまずは目的が大事です。そのうえで、遊びが…

みんなという幻想

アクティビティを考える際には、みんなが同じように楽しむ、楽しんでいるはあり得ない、という前提に立つことが大事です。 その場で何を楽しいと感じるは人それぞれ。 ファシリテーターはその比率をあげることは出来ますが、当然100%はないので、逆に楽しめ…

体験から失敗オッケーを学ぶ

アクティビティを提供する際にまず考えたいのは、あえて失敗を誘発するようなものを行うということ。 ワークショップの初めの方に漂う参加者の不安感を、アクティビティを通しておこるエラー、それを笑いで包み込むイメージです。 なので、アクティビティの…

バウンダリーをつくる

グループ活動中に、参加者の身体的安全を作り出すことはファシリテーターの必須スキルです。 ファシリテーターは、アクティビティを行う上で、身体面・感情面の両面にバウンダリー(範囲)を意識して行います。 特に身体面のバウンダリー(例:鬼ごっこ系)は、効…

内発的動機付けとアイスブレイク

〜intrinsic motivationがないとアイスブレイクは起きない〜 ワークショップの参加者は時間もお金もかけて学ぼうという意志のある方々がほとんどです。 そうしたワークショップで学んだことを実際の現場でやってみると..。 あれ?こんなはずじゃ!となること…

公園での遊びで思うこと。

続、公園での話。 公園で遊んでいると、子ども同士気になった相手がいると、少しの牽制(数秒の時もあります笑)を経て、一緒に遊んだりする光景が見られます。 ただし、近くに親がいるとあまりない涙 これはコロナ前から感じていることです。 親が、知らない…

「危ないよ」という言葉掛け

子どもと色々な公園にいきます。 遊んでいると、職業柄?親と子どもの関わりが気になってしまいます。 特によく聞くキーワードが「危ないよ」。 子どもは進んで危ない(と大人が思ってしまうような)遊びをしちゃうもんですが、「危ないよ」と言って、親が先回…

楽しさって?

ついこの間、学校で「なかよし広場」がありました。 上級生がその時間に何をやるかを考え、下級生と遊ぶ児童会の活動です。 選ばれた活動は、爆弾ゲーム。 基本ルールは以下の通り。 ①円座で座る ②音楽に合わせてボールを回す ③音楽が止まった時にボールを持…

ファシリテーターはアコーディオン。

ファシリテーターとは。どんなイメージ? 中立性、受容的などが一般的なイメージでしょうか。 しかし、ある時はカウンセラー、ある時はメンター、ある時はティーチャーなど、幅広い役割をその時の状況や目的に合わせていきつ戻りつつするのがファシリテータ…

みる

みる→看る、視る、見る、観る、診る、瞰る アクティビティを使ったWSを進めるファシリテーター(だけじゃないですよね、きっと)に大切なものは何より「みる」ことだと学んできました。 では、アクティビティを通してみたいものとは? (一例) ◯エラーに対する…

アクティビティにFRESHさを!

久しぶりの投稿。 昔(約20年前くらい?)に比べて、様々なところでアクティビティ体験ができる時代になりました。 子ども相手に定番アクティビティをやると、「やったことあるー!」の声があがることも。 楽しいアクティビティは何度やっても楽しいですが、目…

"慣れ"の怖さ

ファシリテーターとして場数を踏み慣れてくると...。 プログラム本来のねらいから若干逸れたり、ニーズに応えきれなくてもなんとかその場が成立することがあります。参加者も一定の満足感を得て。 楽しかった、いい体験だった。 で?その先に何がある? 体験…

Functional Understanding is Not Neccessary

アクティビティはGAMEというよりはPLAY。 アクティビティは最低限のルールが存在するだけで、それ以外は参加者の自由度が保障されているのが特徴です。 アクティビティを実施するファシリテーターに大事なのは、”遊びゴコロ”。 アクティビティの数はおよそ30…

こんなことやります。

3/31(土)-4/1(日)に花山青少年自然の家で学級開きに活かせるアクティビティ&ファシリテータートレーニングを開催します。 詳しくはこちらから →http://www.kokuchpro.com/event/1624863c21590291a783dd8d99123822/ 体験学習をデザインするファシリテーター…

第21回仙石PACE開催します。

第21回仙石PACEの内容は、アクティビティデザイン&ファシリテータートレーニング。 アクティビティを体験会などで学び、「これはいい!」「現場でもやってみよう!」と思い、いざ大人同士のモチベーションが高いグループで体験したものを子ども相手に同じよ…

第20回仙石PACEで

第20回仙石PACEを開催。 今回は体験少し、じっくり考える時間多めで。 以下、なげかけた問い。 ・アクティビティをはじめとした体験学習で身につくものは? ・何故アドベンチャー教育や体験学習に惹かれ、今ここにいるんだっけ? ・その入り口は?現在地は?…

感情→行動→認知

アクティビティを使った学びの場でファシリテーターは何に気を配りながら活動を決めていくか。 ①感情 ②行動 ③認知 の3つの視点でアプローチしていきます。 参加者の方は始め、様々な心理的負担を感じています。(申し込みするかどうするか、申し込んだものの…

ファシリテータートレーニングを終えて

ファシリテータートレーニングを開催しました。 アクティビティをベースに体験的にファシリテーションについて学ぶ会を発足してもう少しで2年。 これまでインプットをメインに毎回外部から講師の方を招いて開催していましたが、アウトプットメインへと転換す…

アドベンチャー=冒険!?

英語を無理やり日本語に当てはめると元の意味が消えてしまうことってあると思います。 アドベンチャーという言葉もその一つ。 アドベンチャーから連想されるものは? スカイダイビングやバンジージャンプなどの身体的、心理的負荷がかかる活動? アドベンチ…

WSプログラムデザインは指導案!?

WSのプログラムをデザインする時の視点は以下の通り(一例)。 1.ねらい 2.参加者情報(ファシリテーターが用意したプログラムを実施できる状態かなど) 3.アクティビティデザイン(何をなんのために、どうやって。時間/場所/人数/気候/どんなメンバーか/男女比/…

グループサイズ

WSでグループワークをする際の適正なグループ人数は8〜15人と言われています。 なので、クラスでアクティビティを実施する際にはグループサイズの微調整を意識するとよいです。 例えば1クラス30人だとして。 課題解決型のアクティビティをする場合、10人×3チ…

盛り上げるには?

活動(アクティビティなど)を提供する際に、参加者のモチベーションをどう引き出すか。 指導者は、勝ち負けや他者との無用な競争を煽ることでや、意味を感じにくい時間設定などの何かしらの制限でモチベーションをついついコントロールしがちな気がしています…

マニュアルにはない面白さ

アクティビティを使ったワークショップは、こうすれば上手くいく!というマニュアルがあればいいけどない涙 プログラムデザイン段階ではモチロン様々な計画を立てますが、実際その通りにやることはまずありません。 実際のプログラムになると、むしろ直感や…

アイスブレイク雑感②

アイスブレイクで何をときほぐすか。 ・ファシリテーター自身の気持ち ・参加者の気持ち ・ファシリテーターと参加者の関係性 ・参加者同士の関係性 だそうです。 ワークショップの目的や内容によって、上記の比率が変わっていくのだと思います。 ポイントは…

ファシリテーターの立ち位置

プログラム中、どこに立ちますか? ”.ファシリテーターの言動には必ず意図を持つ”ということを、これまでたくさんのファシリテーシターから学んできました。 例えば、ワークショップの一番最初。アクティビティを使ったワークショップではお馴染み、輪になっ…

その姿、見られています。

ファシリテーターとして(人前に立つ何かしらの場合すべてに当てはまること)人前に立つ時、その言動には神経を使います。 自分の思考や言葉遣いのクセはなかなか抜けないもの。 特に、無意識的にしてしまうノンバーバルコミュニケーションは、言葉によるコミ…