今の子どもたちは遊び方を知らないとよく耳にします。特に集団での遊び。
休み時間の様子を見ると、ドッジボールや鬼ごっこなどはしています。
勝つか負けるか系、運動能力がものをいう系の遊びはするのですが、そこにいる全員がそれぞれの能力で参加を選べたり、一人ひとりに配慮がある設定の遊びはあまり経験したことがないのかなぁ、と見ていて思います。
子どもたちからそうした遊びが自発的に出るといいのですが、昔に比べ異年齢交流がなかったり、遊びの経験が少ない子供たちから出てくるのはなかなかない。
集団遊びに関しては少し大人がきっかけを作ることも必要かな?と思う今日この頃です。
その時にヒントになるのが、昔遊びやアクティビティ。
アドベンチャー教育分野で使われているアクティビティはもともとは様々なフィールドで使われていたものが多いのです。
アクティビティの要素を分析して見ると、安心安全な環境をつくりながら楽しめるエッセンスが含まれていることに気づきます。
それらのエッセンスを既存(ドッジボールや鬼ごっこにも)の遊びに応用してみる。
そうすることで、そこにいる誰もが自分なりのかかわり方で楽しめる遊びに変わっていくのを実感しています。
アクティビティをそのまま使ってみるのもいいですが、エッセンスを取り入れる視点を持つことで、汎用性が高まります。