参加者が「何を」学びたいと思って参加しているのか。
プログラムを展開するにあたり、ワークショップの始めにこれをつかむことが大切です。
ニーズは参加者自身が気付いていないレベルのものもあるので、”どんな問いを立てるか”や、話しやすい環境設定(道具を使うとか、グループサイズを工夫するとか)などがファシリテーターには求められます。
先生向けのアクティビティを使ったワークショップを開くことが多いのですが、上記のことを考えながら進めています。
例えばこんなニーズがあるとします。
1.「アクティビティを学びたい」
2.「アクティビティから学びたい」
3.「アクティビティを通してファシリテーションを学びたい」
4.「アクティビティを教科教育の中に入れるにはどうしたらいいかについて学びたい」
などです。
例えば、1のニーズであれば、リフレクションの比率を下げ、ともかくアクティビティを数多く提供するでしょう。
ニーズは、どれか一つというわけでもないし、活動しながら変わっていくニーズもあると思います。
それに応じ、ファシリテーターは柔軟にプログラム展開していきます。会話のフレームなどもニーズの変化に合わせて変えていく必要が出てきます。
そのためには、
観て、聞(聴)いて、感じて。
参加者の「今」をキャッチしていくことが大切です。