口に二画足すと?

めちゃめちゃ使い勝手の良い、それでいて誰に対しても簡単にできて(多分小2くらいからオッケー)、時間もかからないオススメのアクティビティを一つ。

 

「人と一緒に学ぶことの意味」に落とし込むこともできるし、実施後に調べ学習につなげることもできるし。

なので、調べ学習の導入でも使えます。

国語の授業開きにも。

 

以下詳細。

「漢字の口+二画」アクティビティ。

 

大体制限時間2分で出来るだけ多く出す、という設定でします。


①個人で探す

→その後、「何個見つかった?」だけだと、個人間の競争や能力に焦点があたります。

いわゆる"やって終わり"状態です。

 


②個人で探す→共有する

だと、お互いに見つけてなかったものが知れるので、「あ〜、それもあるよね」などの声が出ます。

更に、例えば誰かが「甲」の字を発見していたら、じゃあ「申」や「由」もあるよね?などのアイデアの触発が起きます。

 


③体験後に、「なかなか出なかった後の次に出た漢字は何ですか?」と問いかけることで、例えばアイデアの創出にはどこかでブレイクスルーが必要だという気付きにつながる場合があります。

例:

田、目など、口の中に二画を探している

→白、石など口の外に二画を探すブレイクスルーが起きる

 


④体験後に、「今の活動を踏まえて、新しい漢字を作りましょう。」と問いかけることで、例えば"新しい"をつくるには既知の情報の組み合わせが必要なことや、そもそもある程度の知識がないと新しいものは作れない、などの気付きにつながる場合があります。

 

⑤最初に、「例えば目や田がありますよね?」のように説明することで、それがフレームになることも。ファシリテーターが学びを促進するために、どんな言葉を示すかを考える機会に。


アクティビティを実施するときは、場の目的や参加者の状態を考慮したうえで、多様な観点のどこを強調したいかを考えて、どんなアクティビティを設計するかが大切になります。

 

それによって学びの方向性が変わってしまうこともあるので。