〜なんじゃもんじゃ編〜
本や自らが体験した既存のアクティビティをそのまま提供するスタイルももちろんありですが、アクティビティを自分なりにデザインする視点があると、様々応用できます。
ただ、どんな時でもまずは目的が大事です。そのうえで、遊びがもともと持っている構造を利用してアレンジをします。
例えば市販のカードゲームに「なんじゃもんじゃ」という物があります。
山からカードをめくり、面白おかしい名前をつけ、カードをめくるたびにその名前を早く言った人の勝ち、というルール。
この名前をつける、という構造を使い、アレンジ。
【ルール】
①2グループに分かれてやります。
②それぞれのグループに5枚ずつ、同じカードを配ります。
③それぞれのグループで5枚のカードに名前をつけます。
④片方のグループが一枚だけ、カードを見せずに名前だけ紹介します。
⑤もう一方のグループは、手元にあるカードの中からどのカードにその名前をつけたか想像して、答えを予想し、発表します。
⑥これをグループ交互に5枚分行います。
基本の遊び方に比べ、人とのかかわりがより生まれます。
また、観察や推測、話し合いの中での合意形成など、様々なソーシャルスキルが体験できます。
もとのアクティビティをサンプルに、アクティビティにアレンジを加える視点を持つと、様々な場合にアクティビティが使えるようになります。それはやがて例えば学校だと、教科教育の中にアクティビティ要素をどう取り入れるか、という視点にもつながります。