自分が体験していないものを提供する時の視点

 本を読んで、自身が体験していないアクティビティを使う場合に気をつけたいこと、あれこれ。

①アクティビティそのものが目的になり、参加者のニーズや課題が蔑ろにされないようにする。

例:仲間づくり活動を行おうとしたが、そこに参加者のニーズはなく、むしろ仲間割れ活動になってしまった。


②アクティビティの結果だけを重視する。

(勝ち負けなどのルールに支配された活動)

→意味付け、振り返りなどの教育的意味がないと、勝った負け思考になりがち。トラブルのもとにも。


③活動レベルが参加者の年齢、発達段階、グループの発達段階や感情レベルに合っていない。


④活動のタイミングが合わない。

(長くやりすぎて逆にモチベーションを下げてしまう)


⑤活動がその場かぎりで終わってしまい、学びにつながらない。

(体験あって学びなし状態)


⑥メンバーが活動への集中を欠いているのに続ける。


⑦やり方や課題に対して、ファシリテーターが過剰に介入しすぎる。


⑧何をしているのか、何のためにしているのか、参加者が意味を理解せず活動に参加している。


ファシリテーターが、活動中に何が起きているのかプロセスを意識せずにアクティビティ行うことで、グループメンバーの課題を認識できない。

→どんなニーズがあるのか、どんな課題があるのか、その課題を課題として認知しているのか?など。


 やはり体験学習なので、自らが体験したものを自分なりに咀嚼して提供するスタイルがいいような気がします。


 実際にやる前に、練習の場があるとなお安心安全に本番を迎えられそうですが、アクティビティに特化したファシリテーターレーニングを受けられる場が少ないのも現状です。