バウンダリーをつくる

 グループ活動中に、参加者の身体的安全を作り出すことはファシリテーターの必須スキルです。


 ファシリテーターは、アクティビティを行う上で、身体面・感情面の両面にバウンダリー(範囲)を意識して行います。

 特に身体面のバウンダリー(例:鬼ごっこ系)は、効率よく安全に動き回れるフィールドの大きさを設定(限定)する必要があります。


 アクティビティはPLAY要素が強いので、基本自由さがありますが、その自由さは、実はファシリテーターの安全が確保できる範囲内での自由さなのです。


 範囲を決めることは、そこにいる全員が身体的能力を過剰に意識せずに遊べることにもつながります(範囲のないひたすら走りまくる鬼ごっこだと、足が速い子は楽しめるけど、そうではない子はすぐにつかまってしまい、楽しくない、やりたくないにつながってしまう傾向)。


活動に楽しさを作り出す観点からも、バウンダリーが大事になってきます。

 

身体的安全への配慮が、やがて心理的な配慮へともつながっていきます。

 

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