体験から失敗オッケーを学ぶ

 アクティビティを提供する際にまず考えたいのは、あえて失敗を誘発するようなものを行うということ。

 ワークショップの初めの方に漂う参加者の不安感を、アクティビティを通しておこるエラー、それを笑いで包み込むイメージです。

 


 なので、アクティビティのイントロダクションで、ファシリテーターがあれこれ手回ししすぎると、失敗してはダメな雰囲気をつくってしまいます。


 エラーオッケーの安心な環境を、体験を通して認知してもらいます。

「間違えてもいいですよ」などの声がけによる認知アプローチだけで人の認知を変えるのは難しいです。

 


 大事なのは、アクティビティを通して何を学んで欲しいか。

例:

失敗しないようにすること?

多少の失敗を「あはは、おほほ」と笑い飛ばせるマインド?

失敗を過剰に恐れない態度?

失敗を責めない関係?

 

何が起こるか分からないところに楽しみがあり、エラーオッケーの環境をファシリテーターが整えることで、そこに安心安全の学びの環境が整ってきます。

また、エラーを学びの機会につなげることが、ファシリテーターには求められます。